おせちのお重って何段?
おせちを重箱に詰めるのは「おめでたいを重ねる」という意味だそうです。
伝統的なおせちは五段重らしいのですが、江戸時代には四段重が主流で上から順番に
一の重、二の重、三の重、与の重、五の重と言っていたそうで、四段目の四はあ”死”を連想することから”与”という字を当てて与の重とし縁起を担いでいます。
四段重が正式のように言われる場合もありますが、五の重は控えの重と言って何も詰めない空の重で、その五段目を省略したものが四段重なのです。
現代はさらに簡素化されて、三段重が主流となっていますが、ニーズに答えてか二段、一段のものも多く見られるようになってきました。
五段重の中には
一の重 祝肴
二の重 酢の物・口取り
三の重 焼き物
与の重 煮物
五の重 控え(何も詰めない)
何も詰めないのは、現在が満杯(最高)の状態ではなく将来さらに繁栄し、富が増える余裕があることを示しているのです。
三段重のおせち 現在の主流の三段重は
一の重 祝い肴・口取り
二の重 焼き物・酢の物
三の重 煮物
というのが基本の考え方だそうですが、最近は入っているもののレパートリーも増え 形にとらわれないようです。
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